いちのに は、現在準備中です。
3つの想いが重なり、新しい挑戦へ
想い① 「いち」から続く挑戦
下関・長府の地で10年間。 「ラーメンいち」は、ただラーメンを作るだけでなく、毎日のように試行錯誤を繰り返してきました。
豚骨スープは、厳選した国産の骨を丁寧に下処理をして、長時間じっくりと炊き上げる。 そうすることで、臭みを抑えつつ、骨の芯から旨味だけを引き出します。 牛骨スープは、鶏ガラとの絶妙なブレンドを生み出すまで、何十回も失敗を重ねてきました。 厨房は真夏には灼熱のようになり、寸胴の前で汗を流し続ける日々。 「自分が納得できない一杯は、お客様に出せない」 そんな信念を胸に積み上げてきたのが「ラーメンいち」の味です。
10年という時間は、ただ続いたのではなく、挑戦と努力、そして「手づくりへのこだわり」の積み重ねの証。 その味をもっと広げたい。 それが「いちのに」に込めた、想いです。
想い② 悔しさを希望に変えて
7年前、下関には「いちのに」という名のラーメン店がありました。 「地域の方々に美味しいラーメンを届けたい」という想いを胸に、従業員たちは店舗を運営しながらも、チャルメラを流すキッチンカーを制作しました。 しかし当時の経営は厳しく、従業員スタッフたちは日々懸命に働きながらも、倒産という現実に直面し、事業をストップせざるを得なくなりました。 せっかく作り上げたキッチンカーも、一度も活用されることなく、その挑戦は幕を閉じました。 その無念さと悔しさは、従業員たちの胸に強く刻まれました。 「もっと続けられたら…」 「次こそは必ず成功させたい」 そう願い続けながら、年月が過ぎていきました。 そして約7年の月日が経った今、あの時果たせなかった夢をもう一度。 下関の街に、美味しいラーメンとチャルメラの音を届けたい。 その強い決意こそが、今回の「いちのに 」へとつながっています。 そして今度は、私たちだけの挑戦ではありません。 皆さまの力をお借りしながら、地域に愛される一杯を、そして街に響くチャルメラを、一緒に実現したいのです。
-3つ目-
想い③ 店長の意志を未来へ 菊川の地で、約20年近く続けてきたラーメン屋がありました。 店長、奥様、従業員様の笑顔があふれ、地元のお客様から愛され続ける温かいお店でした。 毎日欠かさず厨房に立ち、地域の人々に愛されるラーメンを守り続けてきた大将。 ラーメン作りは決して楽な仕事ではありません。 寸胴で何十時間もスープを炊き続け、真夏の厨房は灼熱のよう。 それでも店長は汗をぬぐいながら、一切の妥協なく「美味しい一杯」を届け続けました。 そんなある日、店長は病に倒れました。 それでも「店を守りたい」という強い想いを胸に、体調が許す限り厨房に立ち続けました。 しかし病気は容赦なく、その背中はやがて厨房から離れざるを得なくなりました。 店長と共に戦った設備も、20年の年月を経て限界を迎えています。 寸胴やコンロは、店長と共に汗を流し、ラーメンを支えてきた仲間のような存在でした。 やがて店長の逝去により、店は大きな転機を迎えることとなりました。 「このお店を無くしてはいけない」 残された奥様と従業員は、その意志を受け継ぐために立ち上がります。 そして店名を「いちのに」と改め、もう一度、菊川の地で愛されるラーメンを届けるために、新しい挑戦へと歩みを進める決意を固めました。
3つの想いが重なる場所へ 人気店として10年積み上げた「挑戦の歴史」 無念を力に変えた「再挑戦の物語」 店長を想う「継承の心」 この3つの想いが重なり合い、新たな一歩を踏み出すのが「いちのに 菊川店」です。 私たちは、ただラーメンを作るのではありません。 地域と共に歩み、物語を紡ぎ、一杯のラーメンを通して人と人をつなげていきたいと考えています。 どうか皆さまの応援を、よろしくお願いいたします。